岩見沢市立東光中学校

中学校/技術科

困っている生徒が減った!

岩見沢市立東光中学校では、紺谷正樹教諭が技術科の授業でアバー・インフォメーションの実物投影機を毎時間のように利用している。製図指導の授業では、弊社実物投影機で写した模範演示を37型TVに映して指導している。

紺谷正樹 教諭

「ズーム」「フリーズ」で授業にメリハリ 「視覚」に訴え「理解」深まる

これまでの製図指導では、黒板・方眼黒板・斜眼黒板と教師用の大型三角定規を使うことが一般的であった。しかし、黒板に三角定規を押しつけながらの作業では、定規が黒板の上を思い通りに滑らないことも多い。そこで、紺谷教諭はプレゼンテーションソフトのアニメーション機能を応用し、製図の一連の線を引くソフトを自作して指導に使うなどして乗り切っていた。

「実物投影機を使えば、手元の作業を直接写すことができるうえ、黒板では表現できないズームができて便利。生徒も、ズームした場面は大事な場面だと考え、より集中していたようです。自作ソフトの活用は、黒板で大型三角定規を使うより効果がありましたが、実物投影機を使った方がはるかに伝わりやすく簡単でした。やはり生徒と同じ製図用紙、道具を使うことで子どもの理解を促進させることができるようです」

製図指導で模範表示を大型TVに表示

ズーム機能を使い分けたり、表示画面を一時的に停止させるフリーズ機能を用いたりすることで授業にもメリハリが生まれ、生徒たちの反応も良い。また、視覚的に作業要領を理解できるため、作業に関する細かな質問が減るなど、以前に比べ手順を理解できずに困っている生徒が減ったという。

「PCはもちろんのこと、TVにも接続できるのが素晴らしい。しかも軽量で持ち運びしやすく、移動も楽。ICT機器の代名詞のようなPCやプロジェクターは、以前に比べ軽量かつ安価になったとはいえ、未だに学校で何台も一度に買える金額ではありません。その点アバーの実物投影機はプロジェクター1台分で3〜4台は買える点が嬉しいですね」

ここがポイント!

生徒と同じ用紙・道具をそのまま使って見本を示す

担当の先生は、「やはり、生徒と同じ用紙・道具をそのまま使って見本を示せる」といった利点を強調されています。今まで、見本を示す各種の教材を自作されてきたようですが、結果的には実物投影機での実演が最も効果的だという判断に至ったということです。これは、小学校の先生方も全く同じ考えを持っているようです。その場にあるもの、生徒が手元で見ている同じものをそのままのスケールで提示できることの利点は予想以上に大きいことが分かります。理科の各種実験、数学の図形・作図等の分野などでも、この効果は同様ではないでしょうか。